2012年3月4日日曜日

『体幹力を上げるコアトレーニング』(木場 克己, 成美堂出版)、『新トレーニング革命―初動負荷理論に基づくトレーニング体系の確立と展開』(小山 裕史, 講談社)



『体幹力を上げるコアトレーニング』(木場 克己, 成美堂出版)


Amazonから『体幹力を上げるコアトレーニング』(木場 克己, 成美堂出版)が届きました。

この本はオススメです。です。
非常にオススメです。
かなり充実しています(*'-'*)。
個人的には、買って大正解の1冊でした(*'-'*)。(*'-'*)。


では早速、【本書の特徴】として最初の方に書かれていたことを簡単に紹介(本書pp.4-5参照)してみます。

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特徴① 自体重だけで行うから関節に負担をかけない!!
ダンベルなどを使わずに自分のカラダだけでトレーニング。
成長期の子どもがダンベルなどを使ったトレーニングをすると腕や脚の関節に負担がかかりケガの原因にもなるが、本書で紹介するトレーニングはすべて自体重を負荷にして行うので無理なくトレーニングできる。道具がいらないからどこでもできる。

特徴② 自分のレベルに合わせて取り組める!!
3段階のステップアップ方式で体幹力を確実に引き上げる!!。
初級編、中級編、上級編のスリーステップ構成で、段階的に体幹力を引き上げる。また体幹とスポーツ動作を連動させた「動作別能力UPトレーニング」や長友選手が実践している「長友メソッド」も収録。


特徴③ 1日30分で、やる項目に悩まない!!
各ステップ9種目構成で、インナーマッスルから効率良く鍛える。
初級から上級の各ステップは9種目構成。内訳はインナーマッスルを中心に鍛えるメニューが3種目、アウターマッスルが3種目、2つの連動を高めるトレーニングが3種目。カラダの内から外に向かって鍛えていくイメージだ。
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パラッと読んでみて、
「かなり使えそう(*'-'*)!!」という印象です。


きちんと初級、中級、上級にレベルが分かれていますし、その各レベルの中でも「インナーマッスル」→「アウターマッスル」→「連動」の3ブロックに分かれているのが好印象。

また、筋トレを行う順番も書かれており、まさに特徴③通り「やる項目に悩まない!!」というのが嬉しい。私のように筋トレ初心者でかつ受動的な人間にとっては、こうしてトレーニング種目を1~10まで全て指示してくれるのは非常にありがたいです(*'-'*)。

それから、「動作別能力UPトレーニング」が載っているのも非常に良いと思いました。
ここには、①「走る」、②「跳ぶ」、③「投げる」、④「蹴る」の4動作に効果的なトレーニングが紹介されています。もちろん、そのすべてが「体幹力」を鍛えるものです。


ここ最近、「体幹力」というものが非常に注目されてきています。
ランニング関連の書籍でも、「体幹」あるいは「骨盤」といったものに注目した本が多数出ています。
また、現在インテル・ミラノで活躍している長友佑都選手の「体幹力」も注目を浴びています。(長友佑都選手は学生時代から現在に至ってもなおこの「体幹力」を鍛え続けていますが、その長友選手に指導してきた方が、本書著者の木場克己氏です。)

この「体幹」を上手く使いこなすことが出来れば、あらゆるスポーツの能力向上が見込めます。
特に、中学生や高校生アスリートには是非ともこの体幹力を身に付けてもらいたいです。
というかむしろ、若いうちはこの体幹トレーニングをひたすら積み重ね、徹底的に体幹を
鍛えることが一番の近道であるように思えます。
もちろん技術を習得することも大事ですが、若いうちから身体の根本部分、身体能力の要となる部分を鍛えておくことが最も重要なのではないでしょうか。そしてその根本部分こそ、「体幹」と呼ばれる部分なのでしょう。

「急がば回れ」です。
特に、中学高校では筋力トレーニングの正しい行い方を教わる機会は()無いと言えますから、こうした本を上手く利用して、効率的に筋力トレーニングを行うようにして下さい。。
正しいフォームを身に付けずに腹筋背筋腕立てを100回やっても有効ではありません。
むしろ、変な箇所に筋肉が付いてしまい、パフォーマンスを低下させる恐れすらあります。本書以外でも構いませんので、とにかく「筋力トレーニングの正しいやり方」を身に付けてください。




それでは皆さん、おやすみなさい。

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