2013年3月2日土曜日

勉強内容も『断捨離』。


勉強内容も厳選しなければなりません。
残りたったの1年!!!!!!
寄り道・回り道をしている暇は一切無い!!!(とか言いながらブログを書いているというこの矛盾…!!!)

というわけでLets断捨離♪♪(*'ω'*)

とはいえ、まぁ…私自身、『断捨離』の意味を全く分かっていませんが、、
要は、『必要なものだけに絞る』ってことだろうと思われます。
違ってたら(m´・ω・`)m ゴメン…ね。。



先ず真っ先に考えなくてはならないことは、司法試験合格に必要不可欠な教材とは何なのかということですね。

(1)六法
(2)過去問
(3)判例

この3つだけでしょう。“必須”と言えるのは。
正直、基本書は、あれば便利ですが、通読するようなものではないし、完璧に潰す必要もないと思うのです。
(個人的には、学説はその体系性に意義があって、あくまでも「判例」を理解・整理整頓するための補助教材でしかないと思っています。まぁ…実務においても我妻栄先生の基本書などは絶大なる地位を持っているので、実務家として働き始める際には“必須”といえるでしょうが。)

ま、究極的には、上記3つが司法試験合格に“必須”の勉強道具ということになるでしょう。
したがって、当然ながらこの3つを勉強の中心に据えなければなりません。

先ず(1)の六法ですが、私は「判例六法」を使用しています。
判例付きの六法を使用している理由は、肢別本等の過去問を潰しながら、出題されて間違った問題の該当条文・該当判例にラインを引いていくというスタイルをとっているからです。択一知識を全て1冊の判例六法に集約させたかったわけです。
勿論、判例が付いていない、普通の六法(ex.ポケット六法やデイリー六法、岩波基本六法)でもOKでしょう。
 しかし、私は【犯罪捜査規範】が掲載されていないポケット六法は絶対に使用しません。なぜ登載しないのか??全く意味がわからない。理解できない。
 判例付きでない六法であれば、デイリー六法か岩波基本六法のどちらかをおすすめします。

次に(2)の過去問ですが、
①短答式(択一式)と②論文式の2種類ありますから、それぞれの過去問対策教材を用意しましょう。
 ■短答対策としては、肢別本(や辰巳の短答過去問パーフェクト)。
 ■論文対策としては、合格者の再現答案(上位答案)。
この2つを主軸に勉強をしなければなりません。

身近なロースクール生の中には、過去問を勉強の中心に据えずに、基本書を勉強の中心に据えてしまっている方が多い…ように感じます。私の周りにも何人かいらっしゃいます。細かい学説とかに精通しており、授業中の発言も素晴らしい。しかし、いざ定期試験で論文を書くとなると全く書けない。という人が実際に何人も存在します。

司法試験があくまでも『実務家登用試験』であること、
そして新司法試験に移行し、その試験内容においても「要件事実」や「事実認定」に重点が置かれていること、
などなどに鑑みれば、学者先生のお書きになった『基本書』を勉強の中心に据えるというは、その方向性において間違っていると思います。
(※別に、基本書を読むことが有害であるとは言ってませんし、判例や過去問を分析していくためには基本書の該当箇所を読むことは必至です。しかし、勉強の中心に据えてはダメなのだと思います。)
(※また、具体的な問題を通して知識を習得していくという観点から、いわゆる演習書・問題集は非常に有用でしょう。私は過去問以外の演習書等の有用性を否定しているわけではありません。事例研究シリーズ、事例から考える~シリーズ、LawPracticeシリーズなどなど、知識習得に非常に有用な演習書はたくさんあります。私自身、基本書を読みこんでいくよりも、こうした演習書を潰していったほうが知識の習得がラクでした。特に事例研究の刑事法Ⅰ・Ⅱは、非常に良かった。)


 私自身は、この春休み期間、①判例六法、②肢別本、③論文過去問(合格者再現答案を含む)の3点に絞って勉強をしています。

肢別本の使い方は人それぞれ好みがあるでしょうが、
私は、一つ一つ問題を潰していく中で、【この問題は絶対に正解だと確信を持って正解することができた問題を黒マジック(太)で塗りつぶしていく】というスタイルで使用しています。
黒マジックで問題文部分を物理的に読めなくしていくということです。
絶対に間違えない問題ですから、マジックで塗り潰して消してしまっても何ら問題はありません。それどころか、次第に、見えている問題(マジックで塗り潰せていない問題)が減っていくので、視覚的な面でモチベーション維持に効果があります。

その上で、1頁分の問題文が全部塗りつぶせたらホチキスやのりでそのページ自体を消してしまいます。ページとページをくっつけてしまうことで、物理的にそのページの可読性を消し去ります。

このやり方のポイントは、『問題それ自体を物理的に消していく』ということで、『目に入ってくる情報量を少なくする』というのが肝です。
【単に問題文の先頭にチェックマークを付けていく】という最もオーソドックスなやり方だと、問題文自体が読める状態のまま残るので、大量に存在する過去問がいつまでたっても目に入ってきてしまいます。既に完璧に解ける問題までもが否が応でも目に入ってきてしまうのです。目に入ってきてしまうと、本当は少しずつ減っていっているはずの過去問の山が、依然として微動だにせず眼前にたちふさがっているというような錯覚に陥ってしまうのです。そうなると、過去問をやり始める際の「はじめの一歩」がなかなか出てこなくなってしまいます。

過去問に着手する際のこの「はじめの一歩」のハードルをいかにして低くするかが非常に重要で、例えば司法試験の論文の過去問も、ある程度力のがついてからやろう!!みたいな考えだともうダメです。アウトです。
司法試験の問題文の意味が理解でき、解答の意味が理解できるようになった時点ですぐさま過去問に着手すべきでしょう。その時点ではできないのは当然のこととして。


「目に入ってくる情報量を少なくする」ことで、残りの問題数が減少していく過程を視覚的に把握できるようにし、出来る限り「はじめの一歩」のハードルを下げていくことが大事なことです。
こうすることで、大量に存在する過去問の山を、モチベーションを維持したままこなしていくことができるわけです。
この方法は、私のように自分に甘い人間には非常に効果的です。
単にチェックマークを入れていくだけだと、「やらなければならない過去問の山が一向に減っていかない」という錯覚に陥り、すぐにモチベーションが低下していってしまいます。
ふれるべき情報だけに触れるというのが、肝なのだと思います。





……( ´ー`)フゥー…
まぁ…こんなことを書いている私ですが、『勉強の中心は過去問』という核心を意識し始めたのは最近になってです(笑)

いや…うん。。
正直、笑えないです。。

ロースクールに入学して1年、私は何をやっていたのだ…
とんだ回り道・寄り道であった。(勿論、寄り道をして得たものもあったが、それはまさしく「言い訳」でしかないだろう。。)


法科大学院に入学した時の自分に声を大にして言いたい!!!
「まず過去問をやれ。」と。
「過去問からはじまり、過去問に終われ。」と。


というか、過去問中心の勉強が核であれば、そもそも法科大学院に進学する必要すらない。


入学当時、私は愚かにも「司法試験までまだ2年あるし、腰を据えて有名ドコロの基本書をマスターしていこう」などと考えてしまった。
勉強の中心を間違えてしまった。
基本書を買い集める基本書収集家になってしまったのだ。。
気付いた時には時既にお寿司(私はイカが一番好きです)。。
残り1年しかない。


でも、やるしかない。








今日の夕御飯は「カレー」でした。
それでは皆さん、おやすみなさい。

0 件のコメント:

コメントを投稿