明治大学法科大学院新入生の皆様、
御入学おめでとうございます。
さっそくですが、学習スケジュールはキツキツで余裕などありません。
特に既修の方は短期決戦です。
先ず確認しておかなければならないのが、
【勉強の中心は「本試験の過去問」】ということです。
絶対に過去問をつぶしていきましょう。
過去問をまだ見ていないという方は、今日中に目を通しましょう(笑)。
過去問をまだ見ていないという方は、今日中に目を通しましょう(笑)。
(※もちろん、現時点で既に過去問をつぶし終わっている方もおられるでしょうが)
※ちなみに、ロースクールでの授業では、判例を中心に予習・復習を行うことになります。
先生方は口を酸っぱくして「判決原文に当たれ!!」と言ってきますが、このアドバイスには素直に従っておきましょう(笑)。本当に大切です。
判決原文に当たり、その判決で示された「規範」を確認するのは当然ですが、なによりも、「事実認定」に目を向けなければなりません。どういう事実があったからその規範が出てきたのか、反対に、仮にどういう事実が加わったら(あるいはどういう事実が不存在なら)その規範は使えないのか、いわゆる「判例の射程」を意識することが必須です。
さて、日々の予習・復習では、判例を読み込み、学説を理解・整理していくわけですが、そうすると自然と「インプット」ばかりの勉強になってしまいがちです。
しかし、絶対に「アウトプット」の練習も並行して行なっていかなければなりません。手を動かしましょう!!!
c⌒っ.ω.)っ
c⌒っ.ω.)っ
法科大学院入試対策として論文を書きまくっていた人も多いかとは思いますが、論述力は、その訓練を継続していないとあっという間に消滅します(断言)。
論述力を失えば、ロースクールの定期試験で思い通りの答案が作れません。
その結果、GPAが壊滅します。
(※特に、既修者1年目の方は前期に「民事訴訟法応用」と「刑事訴訟法応用」というそれぞれ4単位の授業がありますので、この2科目でS評価ないしA評価を確保しておかないと、ぶっちゃけGPAがヤバイです。覚悟しておいたほうがいいです。
私は特待生として入学しましたが、「民事訴訟法応用」にてB評価を受けてGPAが低くなってしまい、特待生が解除されるかもしれないという恐怖におののきました。まぁ、解除されることにはなりませんでしたが。)
私は特待生として入学しましたが、「民事訴訟法応用」にてB評価を受けてGPAが低くなってしまい、特待生が解除されるかもしれないという恐怖におののきました。まぁ、解除されることにはなりませんでしたが。)
GPAが壊滅すれば、3年次の履修登録において希望通りの授業を履修できません。
抽選漏れします。
(※3年次の履修登録は、①必修科目GPAの高さ、②S評価の数、③A評価の数の3段階で抽選が行われます。)
もっとも、GPAが大事だとは言っても、ロースクールの授業に100%の力を注ぎこむべきではありません。
正確に言えば、「ロースクールでの授業や定期試験を目標とした勉強」ではなく、あくまでも「司法試験を目標とした勉強」をするべきであるということです。
そんなの当たり前じゃんと思われるかもしれませんが、毎日毎日授業の予習・復習に追われていると、いつの間にか「司法試験」というゴールを意識しなくなってしまうのです。
当たり前のことですが、司法試験対策の勉強をしていれば、自然とロースクールでの授業や定期試験の対策にもなります。
(※これを逆転させてしまい、ロースクールの授業・定期試験対策がそのまま司法試験対策になるとは限らないので注意して下さい(対偶の関係ではないので)。)
[司法試験対策をするならば、ロースクールでの授業や定期試験対策にもなる。]
という関係です。
したがって、授業の予習・復習の際には、常に「本試験の過去問」に手を出しましょう。
特に、択一過去問(肢別本ではないタイプ)を解くと理解が進むのでオススメです。
(※過去問つぶしを1周させていない方は、ひとまず予備校の問題集や教授等が書いた問題集はスルーして大丈夫だと思います。先ずは一日でも早く1周目の過去問つぶしを終了させましょう。択一過去問も論文過去問もどちらもです。論文の過去問には旧司法試験(平成以降)も含みます。)
まとめると、、
[ロースクールの成績(GPA)=①期末試験の結果+②授業中の発言量]。
期末試験は論述試験で行われますから、
[ロースクールの成績(GPA)=①’論述試験の結果+②授業中の発言量]となります。
また、論述試験は a.基礎知識と b.論述力(文章力・表現力)をチェックする試験ですので、この2つを自学習の両輪にしなければなりません。
この点、
a.基礎知識は「択一過去問」で押さえる。
b.論述力は「論文過去問」で押さえる。 という感覚です。
(※あとは...どうせなら授業中に発言を積極的に行うよう意識しておくと良いです。授業中の発言は成績にめちゃくちゃ反映されますので(笑)。授業中の発言が少ないと、定期試験で高得点を得てもS評価は得られません。。)
なお、「自分の学習が進むまで論文過去問は残しておきたい。なんかもったいない。」という考えは捨てましょう。( ˙³˙)( ˙³˙)( ˙³˙)
論文過去問は現時点でできなくても構いません。白紙でもいいんです。
論文過去問の解説(及び上位合格者答案)を読み込むことで、論述の流れを体感することが目的ですので、解けなくても論文過去問にはトライするべきです。解説や答案例を読むだけでもいいんです。全然もったいなくありません。むしろ早い時期から過去問を見ておかないほうが何十倍、何百倍ももったいないです。
どうも「論文過去問」というものに対して心の中に壁ができてしまっていて、気軽に検討することができなくなっている方がいらっしゃいますが、その心の壁をぶち壊すのが最優先です。
択一過去問なら気軽に手を付けられるのに、何故か論文過去問となるととたんに壁を作ってしまう方が多いように感じます。
論文過去問も含め、司法試験過去問を1番身近な学習道具としましょう。
マンガを読むくらいの気軽な感覚で論文過去問の解説や合格者答案を読めばいいと思います。それくらいに身近な存在にしておきましょう。(もちろん、がっつり検討するときには思いっきり集中して検討しなければなりませんが。)
マンガを読むくらいの気軽な感覚で論文過去問の解説や合格者答案を読めばいいと思います。それくらいに身近な存在にしておきましょう。(もちろん、がっつり検討するときには思いっきり集中して検討しなければなりませんが。)
(*'ω'*)ノシ
※ちなみにですが、「刑事訴訟法応用」の定期試験では、きちんと答案を作成出来れば普通にSが来ます。最低でもAは来ます。
ここでいう「きちんと答案を作成」するとは、「途中答案にならない」ということです(笑)。笑っちゃうかもしれませんが、本当です。 例えば小問が4つあるとして、小問1~3問目をきちんと論述できていれば、最後の4問目が時間切れで白紙になってしまっても「A」は来るということです(実体験済み)。楽勝ですので、気負わずに勉強しましょう(笑)。 逆に、A評価を得られたとしてもそれはあくまで「明治大学法科大学院内での相対評価」に過ぎませんので、注意して下さい。安易な楽観視は死につながります。その意味でも、早い時期から積極的に予備校の答練や模試を受けて(全国的な)自分の位置を知ることは重要だと思います。
※さらにちなみに、定期試験が近づいてくると、過去の定期試験問題を先輩方等から入手することに躍起になる方、なっている方が現れます。間違いなく現れます(断言)。
はっきり言いますが、過去の定期試験問題なんて入手できなくてもS評価やA評価は得られます(これまた断言)。私自身、定期試験の過去問は“一切”見ていませんが、きちんとA評価以上を確保できています(実体験済み)。
「定期試験対策の勉強」をする必要なんてこれっぽっちもありません。ひたすらに「司法試験対策の勉強」を継続していればいいだけなのです。そのための司法試験過去問つぶしです。定期試験対策の過去問なんてやる暇があったら司法試験の本試験過去問を何度でも徹底的につぶしましょう。勉強のベクトルを間違えると死にます。
ま、なんだかんだ言ってやることは決まっています。
「勉強をする」。この一点です。
勉強方法には各自の好み・こだわりがあるとは思いますが、私は「本試験過去問中心の勉強」を強くオススメします。
今日の昼御飯は無しです。今日は健康診断があるので(笑)。
それでは皆さん、今日も1日頑張りましょう。
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