2013年4月2日火曜日

桜。精神状態。


「桜がきれい。」

これはまだ、「桜がきれい。」という感想を抱ける精神的余裕がある、ということ。
おそらく今年(というかあと1ヶ月後くらいに)司法試験を受験する方たちの中には、日々の不安感から精神的余裕を失い、「桜がきれい。」ということを感じる余裕もなくなってしまっている方も居るでしょう。

来年の私はどうなっているだろう。
不安を抱きつつも、どこかで司法試験を楽しみにしている気持ちを持つことができているだろうか。

どれだけ勉強しても、やっぱり試験直前期は不安になり、緊張し、ナーバスになると思います。
これは避けられない。絶対に。


というか、むしろこういった精神状態にならない人はダメだと思います。
「人生をかけて、日々の努力で身に付けた知識・技術を、制限時間内に発揮することができるのか」、真剣に取り組んだからこそこう思い、不安になり、緊張するのだと思います。

努力もせず、確実に落ちることがわかっているのなら、試験で緊張することはありません。不安になることもありません。
だって結果がわかっているのですから。
また、勝負時が目の前に差し迫っていない場合にも、緊張したり不安になったりはしません。

事実、先日の辰巳全国公開模試において、私はそれほどまで緊張や不安にさいなまれることはありませんでした。
もちろん、試験期間中は最大限に集中出来ましたし、本当に密度の高い、質の良い勉強ができたと思っています。
しかし、心のどこかで「俺は来年受験だし、この全国模試は単に現状把握を目的としたものだから。結果なんて気にしないよ。」という気持ちを持っていました。

試験直前期の不安から逃れる術(すべ)はありません。
とすれば、その緊張感や不安感と上手く付き合っていく、あるいは上手く利用することが最善手だと思います。
先程言った通り、真剣に取り組んだからこそ不安になるのですから、「今自分が不安になっているということは、自分がこれまで真剣に司法試験対策、勉強をしてきたことの証左だ。頑張ったからこそ今緊張しているんだ。」というプラス思考に変換すべきでしょう。
難しいとは思いますけどね。。
そしてさらに難しいとは思いますが、できることなら、その不安状態・緊張状態を多少なりとも楽しむことができたらいいですね。
無理に「楽しまなきゃ!!」なんて考える必要は勿論ないですけど。

とにもかくにも!!
「不安になったり緊張したりすることは、悪いことではなく、良いことなんだ!!!」という捉え方をしましょう。
今不安になっている受験生は大丈夫です。大丈夫!!!
残り1ヶ月、この不安感を維持したまま試験に突入していきましょう。


一方で、残念ながら今の私は、日々の勉強において不安や緊張を全く実感していません。だめだこりゃ。
まだ心の中で「まだ1年あるし、本気出せばどうにかなるだろう。」なんて考えを持っているのである。救いようがない。
(↑自分のことなのに、あたかも他人事のように考えているあたり、本当に危機感を抱くことができていない。末期症状といえよう。。)

もっと不安感や緊張感を抱くようになるレベルの努力をしなければならない。
その緊張感や不安感と強制的に抱かせてくれるのが、「模試」であり、「答練」である。
残り1年。
この1年は積極的に予備校の答練・模試を受けていく所存であります。




(※ちなみに、先日の辰巳全国公開模試において、試験途中で眠る方や、試験時間ギリギリになって入室してくる方、試験開始2分前であるにもかかわらず勉強のレジュメを見ている方、机の上に指定の物以外の物を置いている方など、およそ司法試験本番では絶対にしない(できない)であろう行為をしている人が多数いらっしゃいました。
  私には彼等のこういった行為が全くもって理解出来ません。
  せっかく不安感や緊張感を感じることができる機会を手にしながら、自らその機会を手放しているわけです。
  全然理解できない。もったいないでしょう。
  ま、人それぞれ独自の考え方の下で模試を受験しているので、別に構わないんですけどね。。)





今日の夕御飯は「炊き込みご飯」と「エビシューマイ」でした。
それでは皆さん、おやすみなさい。

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