2013年5月7日火曜日
『判例刑法総論 第6版』『判例刑法各論 第6版』(西田 典之, 山口 厚, 佐伯 仁志、有斐閣)
判例まとめ本です。
総論・各論併せれば相当な数になります。
したがいまして、掲載されている全ての判例を順々に潰していくという使い方ではなく、論文の過去問や市販の問題集、予備校答練、ロースクールでの授業で出てきた(あるいは元ネタになっている)判例を本書で一つ一つチェックしていくという使い方がいいと思います。
その際、自分なりに事実認定部分や規範部分をラインマーカーで色付けしておくといいかもしれません。私は、事実認定部分を薄いグレー、規範部分を薄い青でマークしていっています。後は... 調査官解説や基本書等で気になった情報をボールペンで書き込んでいくという感じですかね。
(※当初は、判例百選にすべての情報を一元化していこうと思っていたのですが、判例六法ではあまりにも判旨がはしょられすぎていて無意味どころかむしろ有害ですらあると感じ始めたので、判例六法に情報を一元化することは断念しました。)
ま、なんだかんだ言って、最終的には判例がベストパートナーになるのではないでしょうか。
特に刑事系は判例が最も良い教科書になると思います。
事実認定の仕方・言い回しとか、規範の導き方とか、論文等で相当に参考になると思います。
(※ちなみに、刑事訴訟法の判例まとめ本としては『『判例教材刑事訴訟法 第4版』(三井 誠、東京大学出版会)』があり、非常にオススメ。)
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